Vintage Outdoor Style Part-3
Date : 11月21日(月曜日)PM6:00〜8:00
Venu : Communication Design Inc.
会場 : 港区麻布4丁目11番28号 Tel: 03-3498-8836
主催 : Communication Design, Inc
Study 1:New Outdoor Shop @ New York
Study 2:Outdoor Collaboration Hot Item
Study 3:原宿アウトドア
Study 4:Athletic Boots Model
Study 5:Super Back Pack Style
New Outdoor Shop @ New York
Freemans Sporting Club, New York. |
同じことは日本でも起こった。ジュンヤ・ワタナベ(コムデギャルソン)はアウトドアブランドとコラボレーションを繰り返し、ビームスやアーバンリサーチはアウトドアブランドを大量に導入した。しかし、アウトドアスタイルは日本ではメンズファッションのメインストリームに遂に浮上しなかった。
グローバルシティのアウトドアブームは、短期のファッド現象で終息する気配は見せていない。むしろ世界のメガチェーンのメインストリームに波及し始めた。それだけではない。アウトドアとアクションスポーツの多くのブランドは、史上空前の規模で統合を模索し始めた。
グローバルシティのアウトドアブームは、日本で考えられているようなスタイルやプロダクト、トレンドとは大きくかけ離れていた。たしかに「フリーマンスポーティングクラブ」は、日本のアウトドアブランドスタッフが見ると、アウトドアショップとは思えなかっただろう。「ユニオンメイド」、「リーバイス・プレミアムショップ」(NYC)、「ティンバーランド」(34st’.NYC)、ランサム(トロント)も、日本基準ではアウトドアショップではない。しかし、彼らはまぎれもなく新しいアウトドアショップだった。
我々は新しいアウトドアスタイルをメトロアウトドアと呼ぶ。メトロアウトドアはスポーツとアウトドアとアクションスポーツを統合するマルチカテゴリー市場に成長し始めた。日本のスポーツブランドは、メトロアウトドアに対応したプロダクトと小売フォーマットを開発する時期に直面している。
原宿:スポーツブランドの墓場
NikeStore Harajyuku, Tokyo |
そして、バブルの時代は過ぎ去った。ストーミーは消滅し、クイックシルバー、ニューバランスは去った。原宿に進出した多くのスポーツチェーンも撤退した。
五番街(ニューヨーク)やボンドストリート(ロンドン)と同じように、原宿も常に変化してきた。かつて高級ショッピングゾーンだったストリートでも、かつてすばらしかったストアでも、変化に対応できなければ生き残れない。原宿のスポーツショップは、新しい時代が始まったことに気付いていない。