2013年9月16日月曜日

Monday Night Sports Club 16th September

adidas Global Strategy
Date : 16th September
Venue : Communication Design, Inc.
adidas executives, L-R, Robin J.Stalker, Glenn Bennett, Eric Staminger, Herbert Hainer.
アディダスは1990年代のNBA=バスケットシューズブーム時代から、フットウエアでナイキに押しまくられて来た。しかし発展途上国のアパレル市場では、他のブランドの追随を許さない圧倒的な強さを発揮して来た。
しかし2013年に入って主力市場の中華圏(Great China)に突然急ブレーキがかかって、重大な戦略見直しを迫られている。一方では本拠地ヨーロッパでナイキ、アンダーアーマーの攻撃を受けて、足下にも火がついてきた。
これまで我々はナイキの分析を優先してきたが、2013年後半はアディダスの分析を強化することにした。その最新分析をMonday Night Sports Clubで発表する。
New Growing Strategy
adidas "Unite all Originals" campaign poster,
過去20年間のアディダス成長は、世界の大都市より、中華圏や東ヨーロッパ、中南米のような発展途上国の消費が牽引してきた。
ナイキより遥かにグローバル化しているアディダスにとって、グローバルシティは成長市場ではなくむしろ衰退市場だった。世界の大都市では、パフォーマンス型のスポーツ用品はニッチ化してしまっていたから、本来パフォーマンスブランドのアディダスは発展途上国のほうが成長に有利だったのである。
しかし2013年上半期の中華圏スローダウンでこの図式にイエロー信号が灯った。そこでアディダスはグローバル戦略の修正を打ち出した。この流れを反映しているのは「Unite All Originals’」、「adidas x Opening ceremony Collaboration」、「NEO」の育成強化である。いずれもブログで取り上げてきたが、さらに一歩進んで、アディダスのマーケティングも取り上げる。アディダスは岐路に立たされている。

*詳細内容は以下のブログも参照ください。