2011年11月17日木曜日

Monday Night Sports Club : 21, November


Vintage Outdoor Style Part-3
               Date   :  1121日(月曜日)PM600800
 Venu   Communication Design Inc.
                       会場    : 港区麻布4丁目1128号 Tel: 03-3498-8836
 主催     :  Communication Design, Inc

                            Study 1New Outdoor Shop @ New York
                            Study 2Outdoor Collaboration Hot Item
 Study 3:原宿アウトドア
             Study 4Athletic Boots Model
                Study 5Super Back Pack Style

New Outdoor Shop @ New York
Freemans Sporting Club, New York.
 世界のグローバルシティでアウトドアスタイルは過去5年間ブームが続いてきた。ニューヨ−クでも、ロンドンでも、パリでも、アウトドアブームだった。この3年間、アウトドアファッションは世界のメンズファッションのリーディングトレンドだった。
同じことは日本でも起こった。ジュンヤ・ワタナベ(コムデギャルソン)はアウトドアブランドとコラボレーションを繰り返し、ビームスやアーバンリサーチはアウトドアブランドを大量に導入した。しかし、アウトドアスタイルは日本ではメンズファッションのメインストリームに遂に浮上しなかった。
グローバルシティのアウトドアブームは、短期のファッド現象で終息する気配は見せていない。むしろ世界のメガチェーンのメインストリームに波及し始めた。それだけではない。アウトドアとアクションスポーツの多くのブランドは、史上空前の規模で統合を模索し始めた。
グローバルシティのアウトドアブームは、日本で考えられているようなスタイルやプロダクト、トレンドとは大きくかけ離れていた。たしかに「フリーマンスポーティングクラブ」は、日本のアウトドアブランドスタッフが見ると、アウトドアショップとは思えなかっただろう。「ユニオンメイド」、「リーバイス・プレミアムショップ」(NYC)、「ティンバーランド」(34st.NYC)、ランサム(トロント)も、日本基準ではアウトドアショップではない。しかし、彼らはまぎれもなく新しいアウトドアショップだった。
我々は新しいアウトドアスタイルをメトロアウトドアと呼ぶ。メトロアウトドアスポーツとアウトドアとアクションスポーツを統合するマルチカテゴリー市場に成長し始めた。日本のスポーツブランドは、メトロアウトドアに対応したプロダクトと小売フォーマットを開発する時期に直面している。

原宿:スポーツブランドの墓場
NikeStore Harajyuku, Tokyo
 原宿は新しい時代が始まった。これまで原宿で成功してきたブランドやストアは世代交代時期に直面している。原宿は常に変化してきた。かつて原宿は日本を代表するファッションディストリクトだった。当時を象徴する「パレフランス」や「森英恵ビル」、「同潤会アパート」は姿を消してしまった。90年代に原宿は日本中の若者が集まる街に生まれ変わり、それを狙って世界中のスポーツブランド、スニーカーショップ、アウトドアショップ、アクションスポーツショップが進出した。原宿は世界で最も高密度のスポーツショッピングゾーンに変身したのである。
そして、バブルの時代は過ぎ去った。ストーミーは消滅し、クイックシルバー、ニューバランスは去った。原宿に進出した多くのスポーツチェーンも撤退した。
五番街(ニューヨーク)やボンドストリート(ロンドン)と同じように、原宿も常に変化してきた。かつて高級ショッピングゾーンだったストリートでも、かつてすばらしかったストアでも、変化に対応できなければ生き残れない。原宿のスポーツショップは、新しい時代が始まったことに気付いていない。

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