The Virtual High Street Shop
Date : 2月20日 (月曜) PM6:00〜8:00
Venue :Communication Design Inc.
主催 :Monday Night Sports Club
日本の人はほとんどお聞きになったことはないと思うが、VHS(ヴァーチャル・ハイストリート・ショップ)は、世界のグローバル都市で急成長しているストアフォーマット(業態)である。まるでヴィデオの規格名みたいだが、VHSの存在さえも、ましてその機能、能力さえもご存じなく、モノを売ったり買ったりしてきたから、この国のストアやブランドには問題が起こっているのである。
Metro Boutique
Superdry, London. |
彼らは急成長ブランドを取り込んで成長したのではない。自らブランドを生み出してきたのである。LVMHやナイキがやったことを、彼らもやってきた。ランサムやSuperdryは小売りチェーンのように見えるが、実はそうではない。彼らの本質はブランドメーカーだった。
「Flagship Store」「Select Shop」「SPA」
Colette, Paris. |
日本で生まれた「Select Shop」「SPA」は、ネーミングもビジネスモデルも日本独自開発で、20年間にわたって日本のファッション、クロージング、フットウエア市場をリードしてきた。世界のコンテンポラリーブティックと同時期に成長してきたセレクトショップは、そろそろ次の世代に役割を引き継ぐときがやって来た。SPAはとうとうかけ声だけで、ユニクロ以外はついに成功しなかった。
世界の有力チェーンは、成長のプロトタイプとして「Metro Boutique」の取り込みとコピーを開始した。成功するためにはプロダクトを仕入れるのではなく、生み出さねばならない。なぜ「Superdry」が急成長したのか、なぜJ. CrewはLiquor Storeをオープンしたのか。そして、なぜH2Oのメンズ館が成功したのかを、日本のカジュアルチェーンはもう一度考えるべきである。