2011年10月14日金曜日

New Collaboration Part-3

Metro Action Style
Duvetica 2011 Fall & Winter

           Date      : 10月17日 (月曜) PM6:00〜8:00
Venue  :Communication Design Inc.
                             会場     :港区西麻布4丁目11番28号 Tel: 03-3498-8836
   主催      : Communication Design,. Inc.

コラボレーションは都市で成長してきた。マウンテンやビーチで生まれたスタイルは、そのままではメインストリームには成長しない。都市でコラボレーションして、メジャートレンドに成長し、メインストリームに定着するのである。10月17日は特別テーマ「Global Weekend of New York」を追加し、3つのメトロコラボレーションスタイルを発表します。

Extra : Global Weekend of New York
Uniqlo 5th Avenue Store, New York

10月 14日オープンした五番街最大のフラッグシップストア「Uniqlo 5th Avenue」は、五番街をハイテク・メガブティック空間に置き換えた。そして、ユニクロは今日からグローバルチェーンに脱皮する。
いっぽう15日にはOWS(Ocuppy Wall Street)が世界に呼びかけた「Global Day of Action」が世界同時多発型統一活動に一歩踏み出す。OWSは反体制的でもなければ一部の不満分子でもない。グローバルジェネレーションの誕生である。
今週末の日本メディアはニューヨーク一色に染まるだろう。小売りチェーンも、都市ライフスタイルも、そして各国の若者世代さえも新しい時代が始まる!

Metro Action Sports Style
Saturday Surf, SOHO New York

Freemans Sporting Club(Bowerry)、Saturdays Surf(SOHO)、Mollusk Surf Shop(San Francisco)が目指すMetro Action Sports Styleとは、新しい都心型ライススタイルである。サーフやスケートボードは、現代のジョギングとフィットネスを意味する。世代が違えばスタイルも変わる。アスレチックやアウトドアというスタイルは、過去のスタイルに後退した。

New Moccasin Style
Nike Air Force 1 Bespoke

ナイキもアディダスも、ヴァンズもコンバースも、2011年に辿り着いたのはモカシンの世界だった。アディダスはランサムとのコラボで大きく前進した。ナイキはコンバースとの戦略的コラボにメドを付けた。アスレチック、アウトドア、アクションはインダストリーレベル、ブランド、さらにアイテムレベルまで、各段階のコラボレーションが進行している。

*Monday Night Sports Clubは新しいライフスタイル市場を開発・育成するマーケティング・プロフェッショナルの研究チームです。企画・運営はメンバーの参加会費で行い、Communication Design Inc.が情報収集・発信・運営を行っています。

2011年10月11日火曜日

Remembering Steve Jobs


Tribute to one of the most incredible people of the world.


アップルの共同創業者、スティーブ・ジョブズ会長(56歳)が10月5日、死去した。偉大な経営者、アーチスト、マーケッターにトリビュートを捧げ、彼が我々に遺してくれたマーケティングに関わる教訓を3つお届けします。第1の教訓は「American Sports Style」に掲載しました。第2の教訓はブログ「Action Sports Style」に、第3の教訓は「Monday Night Sports Club」に掲載していますのでご覧下さい。

Apple and Nike
Steve Jobs, left, Paula Radcliffe, Lance Armstrong, Mark Parker
アップルとナイキは2006年には共同で「Nike + iPod」を発売した。当然、両社はそれ以前から提携交渉、開発作業で協力関係にあったから、マーク・パーカー(ナイキCEO)とスティーブ・ジョブズの間には交友関係が成立していた。
アップルとナイキにはそれ以前から多くの共通性があった。ナイキタウン(1990年第1号店)とアップルストア(2001年開発)にはストアプレゼンテーションで多くの共通性があるし、ジョーダンシリーズ(1985年〜)とオリジナルiMac(1998年)以降の開発・発表方式にも共通性が多い。
もともとジョブズはナイキのプロダクトマーケティングとセールスプロモーションに非常な興味を持っていた。1996年にアップルに復帰した当時を振り返って、アップルをナイキのようなすばらしいプロダクトを作る企業に再生させようと思ったと述懐しているくらいだ。
1996〜97年はナイキが向かうところ敵なしの時代で、直営店のナイキタウンを国内展開からグローバル展開に拡大しているところだった。今から考えるとうそのような話だが、当時のナイキはプロダクトでもプロモーションでも、アップルなど比較にならないくらい先進的なエクセレント・カンパニーだったのである。

ナイキもジョブズから学んだ

ジョブズはナイキから多くを学んだが、パーカーもジョブズから多くを学んだ。パーカーが2010年4月21日のFast Company Magazine主催セミナーで披露したことからも推測できるが、現在パーカーが推進しているナイキ戦略には、アップルの先駆的なマーケティングを、オリジナルアイディアに取り入れたと思われる手法がかなりある。
2010年5月、投資家向けに開催された「Nike 2015 Global Growing Strategy」説明会は、イベント運営からプレゼンテーション、そしてライティングからパワーポインターの使用方法まで、アップルが毎年開催してきたWWDC(Apple Worldwide Developers Conference)そっくりだった。それ以上に注目されたのは、2011年6月にスタートした「Nike The Chosen」キャンペーン以降のアクションスポーツ強化戦略と、アップルのiPod戦略(2004年〜)がそっくりと言えるほどマーケティングストラテジーに共通性があることだ。
かつてジョブズはナイキから学んだ。今、ナイキはジョブズから学びつつある。
パーカーはフィリップ・ナイトを引き継いだ4人の社長の中で、唯一、ナイトを超える可能性を秘めた指導者になりつつある。アメリカの物作りの遺伝子は、時代、人、企業を超えて脈々と受け継がれている。
(ナイキアクションスポーツ強化戦略分析は、近日中に我々のブログで発表いたします)

2011年10月4日火曜日

Collaboration Package : October 11


R&DとSupply Chainのメインストリームは「Collaboration Package」に切り替わった。使い捨てブランドの利権ビジネスや、ニッチ狙いのカルトスタイルでは生き残れない。世界中のブランドメーカーが生き残りをかけて殺到した「Collaboration Package」第2回をお届けします。
Kris Van Asshe + East Pack Collaboration

                Date    : 10月11日 (火曜) PM6:00〜8:00
Venue :Communication Design Inc.
 会場     :港区西麻布4丁目11番28号 
   主催     : Communication Design,. Inc.

Collaboration Package

マニアやアマチュアデザイナーのカルト・コラボ時代は終わった。SMUやChain Exclusive Brandでは成長できなかったことは、日米の商社とマスマーチャントが証明した。そういうプロダクトの行き着く先はディスカウントチェーンかアウトレットストアの店頭だった。「Collaboration Package」が成功したのは偶然ではない。冷静な市場観と緻密なプランをベースにしたプロの仕事だったからだ。
White Shirts : GAP + CFDA Awarded Designers Collaboration

10月11日第2回「Collaboration Package」
現在最も成功している「Collaboration Package」を、下記のブランドリスト、ストア、コラボレーターからチョイスして、具体的なプロジェクト内容とパッケージの成功背景と最新プロダクトを発表します。

Brands & Puckage List

Footwear Collaboration
Converse, Vans, Sperry Top-Sider, Sebago, Keds, Pro Keds, Quoddy, Red Wing, Timberland, Nike, adidas, Reebok, 

Clothing Collaboration
Levi's, Hurley, Missoni, Hobie Alter, Pendleton, Marimekko, CDG, House of Holland

Accessories
East Pack, Alexandra Cassaniti, Kanken, Lesportsack, Timbuk2, Billy Kirk

Collaborators & Boutique Collaborators
John Varvatos, Scott Stanberg, Ronnie Fieg, Mark McNairy, Silas Adler, Matt George, Alex Nash, N*E*R*D, Pharel Williams, Christopher Shannon, Henry Holland, Ransom, Opening Ceremony, AlIife, Stussy, Bodega Boston, Colette, 10 Corso Como


*Monday Night Sports Clubは新しいライフスタイル市場を開発・育成するマーケティング・プロフェッショナルの研究チームです。企画・運営はメンバーの参加会費で行い、Communication Design Inc.が情報収集・発信・運営を行っています。

2011年10月3日月曜日

Monday Night Sports Club : 10月3日

MNSC - EXTRA
Ransom + adidas Collaboration Boots


   Date    : 10月3日 Time    : PM6:00 - 8:00
 Venue   : Communication Design Inc.
  RSVP    : Monday Night Sports Club HQ
先週はCollective Brandsのサカニー、トップサイダー日本市場ライセンシング契約に続いて、FTCによるリーボック・トーニングシューズ不当表示というニュースが発生した。リーボックの不当表示で、トーニングブーム終焉は避けられないだろう。そこで、10月3日(月曜日)のMonday Night Sports Clubは、予定テーマ「Collaboration Part-1」に加えて、上記2テーマの情報説明も付加しました。

Theme 1 : Sacouny, Sperry Top-Sider
Sperry Top-Sider + Band of Outsiders Collaboration Model
Collective BrandsとABCマートのディストリビューション契約は、アメリカ市場のフットウエアビジネス再編成が日本市場と密接に結びついていることを示した。フットウエアの巨大なパラダイムシフトの中で、日本市場、ディストリビューター、小売りチェーンは転換期に立たされている。

Theme 2 : Toning Boomの終わり
Reetone advertizing
9月28日にFTCが指摘した「リーボック・トーニングシューズ」の不当表示はABC、NBC、CBS、FOXの4大ネットワーク全局が報道した。いっぽう新聞はニューヨークタイムズ、ボストングローブ、ワシントンポスト、サンフランシスコクロニクル、ウォールストリートジャーナルなど有力紙のほとんどが報道した。
日本でトーニングシューズを販売しているディストリビューターと小売りチェーンは速やかに在庫調整を進めるべきだろう。これだけ否定的な情報がアメリカ市場で氾濫しては、いかに情報軽視の日本の業界でも楽観するわけにはゆかないだろう。フットウエアチェーンも、早急にトーニングに代わる成長カテゴリーを育成しなければならなくなる。

Theme 3 : Collaboration Style Part-1
Matt George, Collaborator of the Year
ナイキやアディダスのような、中央研究所で研究開発した最新テクノロジーを駆使してスニーカーを提供するなどという壮大な夢とロマンの開発時代は過去になってしまった。この2大ブランドが、新しい消費者世代の求めるプロダクトを生み出すリーディングブランドだった時代は90年代で終わっている。
過去10年間に進んだ消費世代と社会の変化に対応するために、米国フットウエアブランド、R&Dシステム、サプライチェーン、リテールの全てが新方式に変化した。そこに生まれた新しいシステムがCollaborationだったのである!

2011年9月28日水曜日

October Theme : Collaboration

Monday Night Sports Club 10月テーマ


 Date    : 10月3,11,17,24日
Time    : PM6:00 - 8:00
                      Venue   : Communication Design Inc.
                            RSVP    : Monday Night Sports Club HQ
Scot Sternbergmleft, Ronnie Fieg, Mark Mcnairy, Silas Adler

Monday Night Sports Club(MNSC) 10月は「Global Collaboration」を特集致します。これから,1カ月間にわたって、我々は世界中のコラボレーション最新動向を直接ブログで発信するとともに4回のMNSCミーティングで情報提供致します。メガブランドやグローバルチェーンが生き残るためには、非常に多くの異なった価値とスタイルと階層化という、相反する要素を一つのブランドや企業傘下で統合しなければならなくなった。「Collaboration」は現在のところ、この難題を解決できそうな最有力解決法である。
10月3日の第1回MNSCは、世界最先端のフットウエアコラボレーションモデルをご紹介する。その詳細と、10月第2週以降のテーマ、内容も逐次お知らせいたします。ご期待下さい。

Virtual Information Network

我々は9月に、ナイキ「The Chosen」キャンペーンを徹底して情報発信した。同キャンペーンは日本抜きの展開だったため、我々が発信した情報を除けば、ほとんど体系的な「The Chosen」情報は日本で入手出来なかった。このような情報不足状態が、日本のビジネスを孤立させ、海外と比較して周回遅れのハンディキャップを背負うことになってきたのである。現代マーケティングの課題は、ブランドメーカー、ディストリビューターを超える情報能力と、グローバルネットワークへのアクセス能力に帰着する。

Collaboration Style

「Collaboration」は、トラディショナルなR&D組織に代わる新しいクリエイティブ組織原理である。同時に、新しい供給システムでもある。アディダスやナイキのようなメガブランドがスニーカー市場を成長させる時代は終わった。これだけ巨大化したブランドには、新しい世代が求めるスタイルや価値を無尽蔵に創造することは荷が重すぎる。
メガブランドとその供給モデルが、まだ販売力を保有していた時代には、SMU(Special Make-ups)供給システムは機能した。次いで登場したデザイナー・コラボレーションが機能したのも、ブランドメーカーの市場管理能力があってのことだった。
現在の市場は、いかに巨大であっても、単一のブランドメーカーや企業が安定した成長を続ける事は難しくなった。グローバル市場はアディダスやナイキ、シャネルやルイヴィトンが管理できるほど単純ではない。新しい市場育成・管理能力が要求されているのである。

2011年9月21日水曜日

New Action Sports Style, 26th September

9月26日 :(月曜日) PM6:00〜8:00
Venue  :Communication Design Inc 
 会場    :港区西麻布4丁目11番28号
主催     : Communication Design,. Inc.


Monday Night Sports Club(9月)はNike " The Chosen ” に対応して、徹底したナイキシフトをとった。これほどアメリカで評価されたキャンペーンは他の業界でも珍しい。ナイキにとっても20年ぶりのメガキャンペーンだった。26日(月曜日)は、9月(ナイキ分析マンスリー)の最後を飾って、「アクションスポーツ特集」をお届けします。

Theme 1 : Action Sports Hot Product
La Skateday, Los Angeles

スニーカーのメインストリームに浮上したスケートボードシューズ。アウトドアとマリンが牽引してきたフットウエア市場は、スケートボードスタイルがリーディングトレンドになる。バスケットもテニスもランニングも、スケートシューズに置き換えられる。スケートボードシューズはスケートボード用のシューズではない。エア・ジョーダンを購入した皆さん、貴方はバスケットプレイヤーだったでしょうか?

Theme 2 : Skate Pack, Beach Britches, Dune Boot
Nike SB P Rods Collection

New Action Sports Styleは日本のギョーカイで考えられているようなスタイルやアイテムではない。ブランドも全く違う。アクションスポーツ市場は過去10年間、世代交代、ブランド交代、スタイル変化が進んできた。ヴァンズ以外のオールドスクールスニーカーは、みんな元気がない。サーフウエア市場は2007年から有力各社の業績は低迷してきた。だからこそ、ナイキの本格参入が鳴り物入りで騒がれたのである。アメリカで始まった「New Action Sports Style」の最新情報をお届けします。

*MNSCテーマ案内は、Action Sports Styleにも関連情報を発表していますので、併せてご覧いただけます



2011年9月15日木曜日

School Style : 20th September

9月20日  :(火曜日)PM6:00〜8:00
Venue  :Communication Design Inc.
会場:港区西麻布4丁目11番28号 Tel: 03-3498-8836
会費:有料     主催  : Communication Design,. Inc.




9月後半は米国のメインストリームになった「School Style」をお届けします。
ベビーブーマースタイルは「UC Berkley Style」が全米スタイルに発展したものだった。G-Y スタイルは「Beverly Hills 90210 Style」がオールアメリカンスタイルに発展したものだった。そしてトゥィーンズスタイルはアクションスポーツが「School Style」に進化して誕生した。米国最先端のスクールスタイル最新情報をお届けします。


*このメールは情報資料として送信致しております。ご迷惑の場合は、ご指摘(連絡先)いただければ送信を中止いたします。

School Style, USA
Coming out in the next style
Typical Surfing School lesson class

サーフィンがSo-Calのローカルスタイルだった時代がとうとう終った。スケートボードは若者のマニアックな遊びから、Mom Skaterが活躍するファミリースポーツに進化した。1990年代前半で、全ての米国スキー場はスノーボード受け入れが完了した。今やスキーは少数派である。
アクションスポーツはエキゾチックなアドヴェンチャースポーツではなく、ファミリーや恋人同士、全米の中高校生がクラブ活動で楽しむスポーツになった。だからこそ、ハードコアのアクションブランドとストアは不振を余儀なくされ、エアロポスタルやバックルは好調だったのである。バスケット、テニス、サッカー、ランニングに代わる新しいスポーツファッションが成長を始めた。
時代遅れのブランドメーカーが振りまいているようなアクションスポーツイメージは短期間のうちに駆逐されるだろう。世界のアクションスポーツは、NBAやJ.リーグのようなプロスポーツのエンターテインメントに脱皮した。かつてバスケットがポピュラー(人気)になったらバスケットファッションが売れたように、サーフィンがポピュラーになればサーフファッションが売れる。新しい成長分野が生まれつつある。

*MNSCテーマ案内は、我々が展開するマルチブログ American Sports Style 、Action Sports Style 、Monday Night Sports Clubにも関連情報を発表していますので、併せてご覧いただけます


Series 1 : Super School Style
Old SchoolからNew Shoolへ。そして今、Super Schoolが登場した。アメリカ東西海岸で注目されているスケートボードシューズ、スケートファッション最新情報公開。アクションブランド、スタイル、ストアはニュープレッピー時代へ!

Series 2 : Old School Vintage
Old Schoolの代表スタイルになったアウトドアファッション。値段は高い、機能はオーバースペック、スタイルはビンテージの3拍子揃ったファッションこそ、ベビーブーマー御用達なのです。アメリカで始まった「Outdoor vs Action」の本格競合時代。日本は10年遅れている。

2011年9月11日日曜日

Study Nike : 12th September


Main Theme : Study Nike

9月12日  :(月曜日)PM6:00〜8:00
Venue    :Communication Design Inc.
会場      :港区西麻布4丁目11番28号
           Tel: 03-3498-8836
会費    :有料
主催      :Communication Design, Inc.

Nike Empire Strikes Back
Philip Knight,Chairman of Nike 
かつてジョギングブーム(1970年代)が世界中に波及し、ジョギングシューズが登場した。ブームの中で、オレゴン大学トラック&フィールドクラブの卒業生が立ち上げたスォッシュマークのシューズ(ナイキ)が世界中に普及した。その10年後、フィットネス(1980年)がブームになって、エアロビクスシューズが登場した。リーボック(ボルトン/英国)がガーメントレザーで作ったエアロビクスシューズは、世界中の女性がジムだけでなくストリートでも履いた。

当時の2大スポーツシューズブランドだったアディダスとプーマは、70年代のナイキ、80年代のリーボックと比較すると、ガリバーと小人くらいの差があった。アディダスとプーマは、ブームになったジョギングシューズにも、そしてフィットネスシューズにも参入しなかった(後に参入したが、コンセプトが理解できずに成功しなかった)。
ジョギングやフィットネスがブームで、おまけにナイキやリーボックが大成功していたんだから、アディダスもプーマも市場に参入すれば良かったんじゃないのと思うかもしれないが、それは素人の考えである。彼らはマラソンシューズ、ランニングシューズ、ジムナジウムシューズ(体操靴)はすでに世界中で販売していた。しかし、成功して大企業になったら、新しい市場やプロダクトは理解できなくなるのである。その結果2つの会社はどうなったか? 2社とも破産状態に陥り、いずれも買収された。
ナイキは2011年、アクションスポーツ市場に本格的に参入した。我々は、この参入で、世界中のスポーツシューズ、スポーツウエアビジネスが革命的に変わると考えている。しかし、それを周囲の人に申し上げたら、「えっ、ナイキのスケートボードシューズやサーフウエアは売れないでしょう−」と笑われた。そういう人は、これからの時代に生き残れない。ナイキがアクションスポーツ市場参入で狙っているのは、スケートボードシューズやボードショーツを販売しようなどというセコい商売ではない。市場革命を起こすほどの壮大な構想を携えて参入したのである。


A New Hope
Nike introduced 2015 Global Growth in May of 2010

今回のナイキアクションスポーツ市場本格参入は、1996年から何度となく繰り返されてきた試みとは全く違う。現在プロモーション「The Chosen」は北米、ブラジル、中国、西ヨーロッパで行われ、日本は除外されている。したがってナイキジャパンは日本市場で「The Chosen」キャンペーン情報を発信していないから、日本メディアは報道していない。
ナイキのアクションスポーツ参入は、史上空前の規模で推進されていることが徐々に判明しつつある。かつてナイキがジョギングシューズを発売したとき、アディダスやプーマは、マラソンシューズと誤解してしまった。リーボックがエアロビクスシューズを発売したとき、アディダスとプーマは体操靴と錯覚した。

ナイキのアクションスポーツ参入は、アクションスポーツ用品、とりわけスケートボードシューズやボードショーツを販売すると考える人が多い。それだったら、ジョギングブームの時に、ナイキシューズをアディダスやプーマがマラソンシューズと誤解したのと同じことになる。リーボックのフリースタイル(エアロビクスシューズ)を、体操靴と錯覚したのと大差ない。
ナイキのアクションスポーツ戦略は、もう一つ別のナイキを作ることである。ナイキは創業者フィリップ・ナイトを除くと、これまでリチャード・ドナヒュー、トム・クラーク、ビル・ペレス、マーク・パーカーの4人の社長が交代してきた。現社長のパーカーはデザイン、R&Dのスペシャリストで2006年社長就任した。パーカーはこれまでの4人の中でもっともクリエイティビティに恵まれた社長である。たぶん、彼は今回のプロジェクトを成功させることができると思う。我々はパーカーの長期戦略を過去2年間にわたって収集分析してきた。それを今回発表する。

Revenge of the Nike SB
Mark Parker announced $30B Plan

ナイキのアクションスポーツ拡大強化計画は、計り知れないほどの影響をグローバルフットウエア市場に及ぼす。70〜80年代に、世界のフットウエアインダストリー、スポーツ用品産業が、ジョギングシューズとフィットネスシューズで激変したのと同じ、いやそれ以上のインパクトを市場に与えるだろう。スノーボードが急成長してスキー市場が壊滅したのと同じような変化がフットウエア、ウインタースポーツ、ライフスタイルファッション、そして全てのますファッション市場に波及する。
世界中のスケートボードシューズは、デザイン、価格、ファンクション、販路、全ての面で改善を余儀なくされるだろう。世界中のアスレチックシューズ、バスケットシューズ、ランニングシューズ、アウトドアシューズ、フリップフロップ、サンダル、コンフォートシューズは、トラディショナルなビジネスを変更せざるを得なくなるだろう。
1996年ASR Summer で発表されたナイキ初のスケートボードシューズ(3モデル)は、全米から来場したバイヤー達に冷笑された。その後、再三のチャレンジにもかかわらず、ナイキスケートボードシューズはアクションスポーツ業界で無視され続けた。
2011年スタートした「The Chosen」は、アクションスポーツ業界に打ち込まれたナイキの痛烈なカウンターパンチである。
世界のナイキ・ウォッチャーとして、我々はナイキのアクションスポーツ参入シナリオ、マーケティング・プログラム、R&D、プロモーションプランを情報収集・分析してきた。さらに市場インパクト・シミュレーションもおこなってきた。その成果を9月12日(月曜日)発表します。


2011年9月6日火曜日

ISB : International Sports Business

我々が月刊で発行しているInternational Sports Business(ISB)8月号が完成したので、Article Indexをお知らせします。我々は毎月世界中で注目されているマーケティング情報、ブランド情報、ホット&ヒットプロダクト、グローバルシティの最新ライフスタイルを有料で配信している。
8月はグローバルブランドメーカーの上半期業績が出揃ったので、まず有力フットウエアブランドの業績分析レポートをまとめた。
7月30〜8月7日には、オレンジカウンティのハンチントンビーチでナイキグループがスポンサードしている「Nike US Open Surfing 2011」が開催された。同コンテストはサーフィンのワールドカップに比肩できるビッグイベントで、今回は従来と違って、全く新しい局面が展開したので、ナイキのマーケティング戦略と米国アクション市場の最新動向を分析した。
2011年にマンハッタンには全く新しいショッピングゾーンが誕生した。すでに2009年頃から注目されていたたが、2010年秋から2011年春にかけて、グローバルブランド、メガチェーンが集中出店したことで、SOHOやMPDに匹敵するグローバルロケーションに躍進したので、そのバックグラウンドとプロパティマネジメント企業とリート(REIT)の戦略プランを「34丁目の奇跡」としてまとめた。記事タイトルは1947年(1994年リメイク)に公開された映画のタイトルを借用した。タイトルと内容はうまくシンクロしていると思う。我々の分析レポートはダイジェストにまとめたので、ご覧下さい。
International Sports Business:毎月25日発行。年間契約でご購読いただけます。




Global Footwear Brands.
2011 First Half Sales Result
Herbert Heiner, left, adidas, Robert Greenberg, Skechers
2011年12月期上半期のグローバルフットウエアブランド業績が出揃った。2009年第3四半期から世界経済が回復したのを反映して、ほとんどのブランドが2桁増収増益となった。例外はスケッチャーズ1社だけで、2010年12月期の史上最高決算から一転して、減収・赤字決算になった。スケッチャーズの業績不振はトーニングシューズ販売不振ではなく、ポスト・トーニングシューズ開発の遅れにある。ロバート・グリンバーグほどの経営者でも見通しを誤ることもある。
クロックスは並みいる有力フットエウアブランドを押さえて、売上高が最高伸び率になった。純利益も2桁増益である。このままゆけば2011年12月期決算で10億ドル突破が確実となった。再びあの奇跡の急成長が始まる。アディダス、プーマも上半期業績は好調だった。世界を巻き込んだフットウエアインダストリー再編成が完了した。今後は有力企業の生き残りをかけたバトルが始まる。ナイキやアディダスのような巨大化した企業は、常に大きな成長市場を開拓しないと、企業を維持することができなくなっているのである。

Nike Action Sports Strategy
Sally Fitzgibonz, Winner of Nike US Open Surfing 2011

ナイキは今から15年前(1996年)、初めてスケートシューズ3モデルをASRに出展した。それから再三にわたってトライアルを繰り返してきたが、ついに満足すべき結果を納めることができなかった。しかし今回だけは、よもや失敗に終わることはないだろう。6月2日にリリースした「The Chosen」キャンペーンは、アメリカのブランドキャンペーン史上空前のメガキャンペーンだったことが明らかになりつつある。これで成功しなかったら、ナイキブランドを買わなかった消費者の方が間違ってるといいたいくらいの想像を絶するキャンペーンだ。ナイキはこれまで企業史上2回のメガキャンペーンを敢行してきたが、「The Chosen」は、全2回をはるかにしのぐ、常識を超えたメガキャンペーンである。ナイキの存亡をかけたメガキャンペーンの全貌と成功ストーリーを検証する。

SOHO in Midtown
Soon Coming Mango, 34th Street in Manhattan

マンハッタンに登場した魅惑のショッピングゾーン。34丁目はシャンゼリゼ、オックスフォードサーカス、五番街に次ぐ、第4のショッピングゾーンに成長することができるか?
「Artist in the Loft」からブティックゾーンに変身したSOHO、「Butcher Street」から「Luxurious Block」に成長したMPD(Meat Packing District)。34丁目は第2のSOHO、MPDに向かってまっしぐらに拡大してきた。世界のフットウエアインダストリー、メガチェーン、マスファッションインダストリーが注目する最先端スペース。あのアップルが、出店を遂に果たせずに断念した幻の有望ストリートを徹底取材でお届けします。

2011年8月31日水曜日

Monday Night Sports Club : 9月5日

Foot Locker 34 street Storfe, New York

Main Theme : Manhattan Transfer

9月5日  :(月曜日)PM6:00〜8:00
Venue  :Communication Design Inc.
会場    :港区西麻布4丁目11番28号
         Tel: 03-3498-8836
会費  :有料
主催     : Communication Design, Inc.


ついに登場したミッドタウンのSOHO。MCD(Meat Packing District)のスノビスムから遠くはなれ、Bleecker Streetのソフィスティケイトよりはるかにクールなニュー「Magnificent Mile」がマンハッタンに誕生した。Ace Hotelにお泊まりの貴方、オープンしたばかりのRRL(ブリーカーストリート)でお買い物のお上りさん達。トーキョーからやってきた「セレクトショップ」のバイヤーご一行様。皆さんがリサーチしてサンプル購入すべきデスティネーションは34丁目です。そうです。Empire state Buildingのある、あの34丁目。

JEMB Realty、Sol Goldman、Jeff Sutton、SL Green達が10年をかけてクリエイトした「Art of The Street」。ミッドタウンに出現した第2の「SOHO」。世界のフットウエアインダストリー、メガチェーン、ファッションインダストリーが注目する最先端スペース。あのアップルが、出店を遂に果たせずに断念したチョー有望ストリート。34丁目はいかにして生まれたか。 
9月5日、西麻布のRoof Top Barで、世界が注目するMidtownの「SOHO」と霞町を結び、リアルタイムでお届けする実験的プロジェクト!「34Street meet Kasumicho」をお楽しみください。

Theme 1 : New SOHO in Midtown of New York

34th Street gets some style. How the block has changed.
五番街、マジソンアベニュー、SOHO、MPD(Meat Packing District)に続いて、ミッドタウンに登場したニューSOHO。ここには世界中のフットウエアショップとメガチェーンが新しいストアとブランドを集中投資した。先端ブランドとチェーンが最新業態を惜しみなく投入するストリートをスライドショーと最新情報でレポート。

Theme 2 : Sneaker Boutique
Dr.Jays New York Store

フットウエアスペシャリティチェーンに代わって登場したスニーカーブティック。フットロッカーやフィニッシュラインは過去の業態に転落した。日本のフットウエア専門店は業績が低迷しているが、世界最先端都市のスニーカーチェーンは新業態とニュースタイル提案で業績好調である。2010年ホリデーシーズンから2011年に、マンハッタン誕生した最新スニーカーストアレポート。

Theme 3 : Freemans Sporting Club

世界のメンズショップが注目する新スポーツウエアショップ。そして理想のアウトドアショップがニューヨークに誕生した。フリーマンズスポーティングクラブは現代のアバクロンビー&フィッチである。Opening CeremonyからSteven Allan、Tribeca Men's Shop、そしてSaturday Surfまで、マンハッタンを代表するスポーツショップ最新情報。

* MNSCテーマに関連する情報の一部は下記のブログでもご覧いただけます

2011年8月24日水曜日

Monday Night Sports Club 8月29日

8月第5週MNSCは「Action Athlete Outdoor」をお届けします。今回のために新たにブログを立ち上げました。最新情報を掲載していますので、ご覧ください。


Latest Blog Launching
アクションスポーツスタイル専用の最新ブログを立ち上げました。
Action Sports Style


最新ブログにはAmerican Sports Style(American Sports Style)からもアクセス出来ます。
ご利用になられると便利です。

Monday Night Sports Club
Main Theme : Action Athlete Outdoor
Surfin, Skate, Snowboard merge into one dimention


サーフィン、スケート、スノーボード、マウンテンが独立市場だった時代は遠い昔の話である。市場統合、買収合併、新規参入、脱落・消滅の激動の中で全く新しいスタイル、ブランド、デザイン、アイテムが生まれた。キーワードはハイブリッドとビンテージである。

Theme 1 : Old School→New School→Prep School
Prepy Skater Style


Action Sports Styleの解体と再生が同時並行で進んでいる。28年間続いてきたASRトレードショーは遂に中止に追い込まれた。10年続いたM&A時代に中堅ブランド買収は全て完了した。これからは大物の買収で最後の市場再編成が始まる。アクションスポーツファッションはオールドスクールからニュースクールへ、そしてプレッピースクール時代に進む!

Theme 2 : Nike Action Athlete Style
Nike + Supreme SB Collaboration


ナイキグループはアクションスポーツを戦略成長分野に設定して、遂に本格的市場制覇に乗り出した。続々登場する新商品と新業態。迎え撃つプーマ、ビラボーン、ヴァンズ。そしてクイックシルバーは業績不振を抜け出せるのか。アクションスポーツ市場は全てのフットウエアとクロージングブランドにとって注目分野になった。しかし、日本市場はプロモーションも新業態も対象外として放置されてきた。いったいナイキジャパンに何が起こっているのか?

Theme 3 : Vintage Action Sports
60's Malibu Surfer


ORショーのASRショー吸収合併で、アウトドアとアクション市場統合は急ピッチで進んでいる。これまでのようなオ−ルドスクールやニュースクールスタイルで対応しても売れない。ストリートカジュアルやアメカジ、アクションスポーツスタイルでは対応できない。サーフィン、スケート、スノーボード、アウトドアは全く新しい市場とスタイルに変化した。キーワードはハイブリッドとビンテージである。

Date       :8月29日(月曜日) PM6:00~8:00
参加費用:Executive : 10,000円、 Company Member:5,000円、Trainee:3,000円

Venue:Communication Design Inc.
    港区西麻布4-11-28.   908号
    03(3498)8836